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クラシックミニならではの症状
3月も後半になり、来週には敦賀でも桜が開花しそうですね。
転勤族のお客さん数名の方が、遠方に転勤になるとのことで、
わざわざお知らせと共に、オイル交換や点検に入庫していただいたり。。。
出会いに感謝です。

転勤族とわかっているので、何年かお付き合いさせていただいて、こういう時が来るというのもわかっているのですが、やはり寂しいものです。

ま、転勤族に限らず、ミニに乗り始める人がいれば、降りる人もいるし、
ある意味、クルマを運転できる時間というのも限られていますから、お付き合いが長いか短いかだけの違いということになります。
結局は、今を大切に!ということに行きつくんじゃないかと。




さてさて
先日、ラジエターホースの交換をさせていただきました。
特に漏れていたということは無いのですが、二十数年前のままの状態だったので、交換しときます!とのことでの作業依頼。
転ばぬ先の杖☆ いいですね。

クルマは消耗品のかたまりですから、動かしていれば徐々にいろんな部分に不都合が出ます。
不都合が出てから対応するというのが一般的だと思いますが、
そろそろ交換しておいた方がいいね とか、 OHしといた方がいいね などの部分があるなら、
不都合が出る前に対応する方が、路上でのトラブルというのは少なくなると思います。


で、上記作業でラジエターを外した際に

2303radi1.jpg


冷却フィン 目詰まり 発見






長年蓄積されたゴミ、ホコリで、冷却フィンが塞がれてしまってます。
クラシックミニの場合、エンジンルームの空気がラジエターを通って排出されます。
よって、オイル漏れなどが多い車輛は、エンジンの熱で気化したオイル成分がラジエターを通る時に付着して
粘着質の物質となり、ホコリなどが余計に付着しやすくなります。

普通(?)のクルマは、ラジエターが車輛前面に付いていて、
走行風がラジエターを通ってからエンジンルームに入ってくるので、上記のようなことは起こりにくいです。
ミニならではの症状かもしれませんね。


2303radi2.jpg


洗浄後





ホースの交換依頼でしたが、そのまま組み立てるわけにはいかないので
洗浄して、錆びたシュラウドは錆落とししてからペイントして組立。

洗浄は冷却フィンが潰れてしまわないように、慎重に。
冷却フィンが潰れてしまっては、冷却性能が落ちてしまいます。



ローバーミニの場合は、ラジエターを外した際に、
他、ウォーターポンプ、ラジエターファン、ファンベルトなどもチェックして、必要であれば交換しておいた方が、工賃がお得になると思います。
もちろんラジエター本体もね。


最近、ちょっとオーバーヒート気味とかいう方は、冷却水量やサーモスタット、電動ファンが正常なら、
ラジエター本体や冷却フィンの目詰まりなどもチェックするとよいと思いまーす☆







2023/03/19(Sun) | クルマ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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