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ミニのクラッチカバー
もうすぐGWですね。
お休みの方はウキウキでしょうか。


先日、Miniに乗り始めて間もない初来店のお客さんがエンジンの振動が結構あるような気がする・・・とご来店。
エンジンの振動といっても、原因がいろいろ考えられるわけで、
点火系の不良やヘッドガスケット抜けや、バルブの不都合に軸受けメタル不良なんかも考えられる。
車輌をお預かりして簡単なところから原因をツブしていくことに。

いろいろ診ていくと、点火系もエンジンも問題無い様子。
観察を続けると、エンジンマウントのボルトやフライホイールハウジングに分解組立した形跡。
どこかでクラッチのOHしてそのまま組んだんかぁ・・・と思い分解。
ビンゴ☆

少し前にここで書いた記事のとおりです。
コレ

フライホイールやクラッチカバーのバランスの記事です。



cluch_20130425221139.jpg



かなり狂っておりました。
ドリルで掘削した部分が重かったってことです。






質量から計算すると、7~8gを掘削したかと。
たったそれだけ?と思うこと無かれ。
遠心力が働きますからね。
遠心力の大きさは回転速度の 二乗 に比例して増大するんです。
レーシングカーのような高回転を常用する場合なら、1レースも持たずにブローかも。
(周波数なども関係してきますんで単純ではないですが)

でも、これを考えると、ミニでも新車製作時にかなりの精度でバランス取っているってことですね。
もっとアバウトに作っているイメージですが(笑)



今回分解していく段階で んん・・・これは・・・ってことも数ヶ所あったり。
専門店での仕事ではないのは明らかでした。
前オーナーさんが自ら作業したのかもしれませんし・・・今さらどこでだれが作業したかなんてどうでもよい事で、早く気付いてよかったってことです。


100%完璧なんてことは物事にはありえませんが
餅は餅屋 でリスクを減らすことは可能かと。


組み立ててエンジンかけると、キレイに回ってくれました。
(当たり前か)


あっ、もちろん4気筒ですから、6気筒とか12気筒とかと比べてはイケマセン(笑)






2013/04/25(Thu) | クルマ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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