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錆との闘い
台風も過ぎ去って、過ごしやすい1日でした。
週末の天気はマズマズのようですから、梅雨の中休みを楽しんでください!


私は錆と格闘しております。

sabi1.jpg


ヘッドライトの下部。
こんな状態のミニは多いですね。









ClassicMiniは生産が終了してはや10年が過ぎ
錆は切実な問題となっているのではないでしょうか。
このまま放っておいても自然治癒するわけもなく、増殖していきます。
早めの処置が被害を最小に抑えるのですが、
ここもあそこもとなってくると、いつ補修していいのやら・・・なかなか踏ん切りがつかないもんですよねぇ。。。
錆を見つけたらすぐに補修するのか。
ある程度までガマンして、一気にリフレッシュさせるのか。
難しい問題です。
個人的には、あまりにも錆てボロボロになると、クルマへの愛着もなくなっていきますから
そうなる前に、ある程度のところで踏ん切りをつけて、一気にリフレッシュさせるのがいいんじゃないかと思います。


sabi2.jpg



錆をグラインダーである程度落としてからサンドブラスト処理。





パテの量が少し多いので、何年か前にどこかで補修されているようですね。
パネル(鉄板)が3重くらいに重なっているのがわかると思います。
水分に溜まってくださいと言わんばかりの構造です。
裏側はタイヤハウスですから、水しぶきはかかりまくり。
なので、補修してもまたこうやって錆が発生するのですねぇ。。。
絶対に錆びない!ということは不可能なことですが
補修でどのような処理をしたかで、錆の発生を最小限にすることは可能だと思います。

科学は日進月歩で、いろんな補修剤も次々と新しく開発、発売されたりしますし
それがいいのかどうかを実験したり、いろんなところに聞いたり。。。
日々勉強と研究です。(毎日やってるわけではありませんが(笑))
なので、板金屋さんに一任せずに、錆の処理だけは当店で行っております。
手間がかかるんですけどね。。。

鉄はサビて当たり前なんです。
みなさんが見ている鉄は物質として非常に不安定な状態なんですね。
鉄が安定した状態とは土の中の鉄鉱石としてある状態なのです。
だから、鉄はなんとかして不安定な状態から安定した状態の土の中へ還ろうとするわけです。
それを塗装やメッキや各表面処理などで空気や水分を遮断して押さえつけているということです。
錆のことを語りだしたらキリがなく、錆の本も何冊も出版されています。
それくらい人類にとっての問題?であったり、複雑なものなんですね。
興味のある方は、本買って勉強してみてください(笑)




2012/06/22(Fri) | クルマ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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